海底室

ブクブク

子供の大人

本日5年間住んでいた地を発ちました。昨日の日記の通り友人たちが最後まで見送ってくれて(すごい夜遅いのに)、普通に感極まって一人で泣いてしまったな。いやどうせなら皆の前で泣けという話ではあるが、こういうのはむしろ一人だから気が緩むということもあると思う。
私の小さい頃……というか思春期はかなり捻くれて嫌〜な子供だったと思う。なにかとへそ曲がりなことを言いたい年頃で、一般ピーポーが感動話と言ってるようなもんはダセエと思っていた。このコンタクトをいくらでも取れる現代で卒業式に泣いてる奴は雰囲気に流されてるだけのアホだと思ってたし、ウチらズッ友❤は上辺だけの軽薄な言葉だと思っていた。典型的な陰キャオタクだな。
今でも性格の悪さはなくなっていないが、人付き合いとかドラマチックな人生イベントに関して非常に素直になった。これはなぜかと言えばそういうドラマチック願望が受け入れられるという経験をしたからだし、好意的な感情を素直に伝えられることが増えたからだろうと思う。人間的な成長だなあ。
”人生”を真面目にやるというのは案外楽しい。楽しいと素直に思えるようになることは一見子供帰りのように感じるけど、実際のとこは大人になったんだろうな。なんというか、良い恥知らず感というか。子供の方が案外恥と外聞が多い。いや、子供にとっての恥と大人にとっての恥が違っている、が感覚としては正しいのか……?子供の頃は斜めに見るのがかっこよかった。そしてその時のそれはそれで間違ってないだろうことも経験的に知っている。
これは自慢なんだが、生まれてこの方人間関係には非常に恵まれて育ってきた。よく類友と言われるように、良い人だから良い人と友達になれるんだよみたいな言説はあるけど、私の場合は完全に運要素が強い。豪運がなければどうにもならなかったような恵まれ方をしている。唯一の自慢です。他にはなにもない。
私自身が良い性質ではないのに、良くあろうと背筋を伸ばしてくれるような関係は稀有だなと思う。自然と尊重したいと思える人間、すごいな〜〜〜。社会人になって豪運途切れたらどうしようと若干思ってるが、まあ正直二人暮しだし別に会社でぼっちでもいいかな……という気も……。仲良くなるに越したことはないと思うけどね。
個人主義を変な風にこじらせたまま仲良くなれた友達ありがたかったな。また機会があれば全然遊ぶんですけどね。これでちゃんと卒業できてなかったらウケまくるな。

 

これからちょっとだけ実家でのんびりして新生活です。頑張るぞ💪